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豆知識

プレハブにサイディングを張る場合、窯業系と金属系のどちらが良いでしょう?

サイディングとは、外壁素材の一種です。別名サイディングボードとも呼ばれるように、その形は板状で、防火性能などを高めるために建物の外壁に使用されます。

種類は、窯業(ようぎょう)系・木質系・樹脂系・金属系の4つがあり、中でも「窯業系サイディング」が最も主流となっています。

見栄えなどの意匠性で言えば、窯業系に軍配が上がりますが、窯業系は建物が揺れたりした際にひび割れ等が発生する可能性がありますので、プレハブに貼る場合は金属系をオススメします。

金属系サイディングは、成型された金属板と裏打材で構成され、裏打材には断熱材が用いられています。金属系の断熱効果は、窯業系サイディングの10倍以上になるとも言われます。
また、耐水性や耐久性に優れ、軽量なのでリフォームにも向いています。

金属系サイディングでも、決して意匠性が悪いという訳ではありません。
アイジー工業、Danサイディング、TOHOサイディング、チューオー等、今では窯業と見分けがつかない商品もたくさんあります。

サイディングの基材は吸水性があり、防水機能を塗膜によって補っています。そのため、塗膜の劣化を放置すると、雨などによって建物の構造に大きな影響を与えることもありますので、サイディングの耐用年数であるおよそ7〜8年を目安に、塗装などの修繕が必要になってきます。

現状、金属系サイディングを貼っているのであれば、その上に防水シートを貼って、既存サイディングの表面鋼板にビスで直止めも可能です。そうすれば、下地を探す手間も省けます。
ただし、その場合は、固定ビスをしっかりと選定するようにしてください。一般的な鉄骨用ビス(TEX系)は強度がありません。薄物鉄板用ビス(タコビス、トルネードビス等)を300ピッチ以下で固定した方が良いでしょう。

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